種族

天治界に存在する種族の紹介。

下図の通り、神族を頂点にして魔族、人・妖と続く。神王は人の上に立つものとして魔族を配置したが、時を経るごとに上下関係は薄れ、本編の時代ではほぼ対等かつ基本的には不干渉の関係にある。

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神人(かみひと)

神力を操ることのできる人間。全人類の五百分の一程の割合で生まれるが、神人の多い一族と少ない一族とがあり、生まれに左右されるところが大きい。

能力の大きさは個々人によって異なり、時に蘭麗姫のような異能を持つこともある。
最も力の強い神人は神巫女である光龍と闇龍。

只人と比較し稀少ということもあり、妖討伐業や軍では重用される。たとえば聖安の禁軍七将軍はほとんどが神人であり、珠帝の忠臣「四神」も全員神人である。

ただし、一般の社会生活においては只人と神人の間に明確な差はなく、神人だからといって優遇されることはほぼ無い。

只人(ただびと)

神力を操れない人間。
神人でなくても幾らかの神力は備えているのが普通だが、使うことも感じることもできないため無いも同然。

神人と比べ神力を使えない分、妖討伐士や軍人としては劣るものの、稀にその壁を超える程の武力を持ち高い地位につく者もいる。


人の視点に立てば、異形の者。妖力を持つ。

獣や鳥、魚など、形態は多種多様だが、一定の力を持つものならば人型に変化できる。力の強い者は高度な自我を持つが、弱い者には魂が無く本能のみで生きる。
眼を背けたくなるような醜い姿の者から、相手を一目で虜にする程の美しい姿の物まで様々。能力の差も、神に匹敵する者から只人の妖討伐士によって容易に狩られる者まで様々である。

天と非天の構図では非天側に位置し、妖王および黒神を畏れ隷属する。
ごく稀に人に対し好意的な者も存在するが、大多数が人を糧としか見ておらず、食糧として襲ったり、苦痛を与えて快楽を得たりする。

人と「人界」を分け合って共存しており、妖王の統制の下絶妙な均衡を保っている。これは、幾百年を経て人側にも妖を退ける力を身につけたため、大規模な衝突は避けるべきという妖王の意図によるものである。
人に害をなす妖を倒すのが妖討伐士や討伐軍で、人同士の戦争で討伐軍に割く人員が減ると、妖による被害が増える。


「半妖」は人と妖から生まれた子供。人が妖に犯されてできる場合が多く、望まれぬ出生であることが多い。生まれてすぐ親に殺されたり、集落の人間に忌まれて殺されたりするなど、成長する者は少ない。

妖の始祖は、先の天帝・神王が神女以外の女神ともうけた天子、妖王・邪龍。
神女によって異形に変えられ地に落とされた邪龍が、人や魔族と次々に交わり、生まれた存在が「妖」と呼ばれるようになった。

魔族



神族


  • 最終更新:2015-01-13 23:45:11

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